今回おすすめする本は『世界一おもしろい国旗の本』です。

国旗のデザインには意味がある
世界の国旗を見ていると、どの国もデザインが違い同じデザインの国旗はありません。でも、似たような国旗もあったりで、難しいところもあります。
たとえば、フランスとロシアの国旗は赤・白・青という3色で構成されているという意味では、同じです。でも縦並びなのか、横並びなのか。色の順番はどうなっているのか。似ていても、もちろん異なります。
それぞれの国旗には、ちゃんと意味があって似ている国旗には、何か共通点があったりします。今回オススメの 『世界一おもしろい国旗の本』 を見ると、自分の知らなかったことが、とてもいっぱい書かれていて、子供に限らず大人も勉強になる本です。
国旗への関心
国旗について覚えづらいのは、国旗・国への関心・好奇心が薄いというのが、一つの原因ではないかと思っています。国旗を覚える=学校の勉強というイメージが強いのもあるし、国旗を覚えても役に立たないという実利的な面もあると思います。
でも、どういう国なんだろうっていう関心・好奇心があれば、国旗に対する見方も変わってくるのではないでしょうか。
子供は勉強は難しいから嫌だとか、変な先入観はありません。だから、何にでも興味を持ってくれます!
私の子供はつい最近、海外の国に興味を持ち始めたので、まずは地球儀を買いました。地球は丸くて、日本と他の国はこんなに離れてるんだよ~って伝えたかったからです。
子供はじーっと毎日地球儀を見ながら、次に興味を抱いたのは地球儀に描かれていた国旗でした。
国旗の簡素化されたデザインと、視覚的にも色が鮮やかなので、多分興味を引いたのかなと思っています。
この本との出会いと活用
そんなとき、この本を買ってみました。この本は世界中の国旗が一覧で載っている本ではなく、いくつかの国の国旗について、なぜそうしたデザインになったのかを説明する本です。
例えば先に話したフランスの国旗について青=自由・白=平等・赤=友愛という意味がありますが、パリの街の紋章だった青と赤のシンボルに、それと区別するために白が加わったと書かれています。
子供には少し難しい本です。親が読み子供に教えてあげるか、一緒に読んであげるのにピッタリかなと思います。人の名前や国の名前なんかの、ちょっと難解な用語も出てきますが…。ただ、漢字にはすべてふりがながつけられているので、中学生くらいであれば読んでもある程度は理解できるかもしれません。
でも、今の国旗デザインになるまでに使われていた旗のデザインや、元になった紋章なんかの絵柄も出てくるので、見ていて面白い部分は多いです。
つい先日、東京オリンピック・パラリンピックが閉会しましたが、うちの子供はテレビ画面を見ながら国旗が現れる度に、国の名前を言っていました。もうすでに、私より国旗を知っています…。
来年は北京オリンピックも予定されているので、予習として国旗を知るのもいいのでは?と思います!
購入サイト比較
書籍の場合、販売サイトによる価格の違いはありません。
価格:1,980円(税抜き)となります。
ぜひ一度手に取ってみてみてください!
絵本の情報
- 出版社
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河合書房新社
- 作者
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著:ロバート・G・フレッソン
訳:小林 玲子
- サイズ
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変形B5
- ページ数
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112ページ
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